2026年7月3日(金) 〜 5日(日)の二泊三日、宮城県内の研修施設にて、日本科学振興協会(JAAS)主催「学生アイデアファクトリー2026 サマーキャンプ」が開催されました。SINAPSは協力機関として本プロジェクトに参画しており、実行委員会の一員として企画・運営に携わるとともに、当日は協力団体企画セッションを担当しました。その様子をレポートします。
サマーキャンプとは
学生アイデアファクトリーは、学部生が自らの研究アイデアを持ち寄り、磨き上げていくJAASのプロジェクトです。サマーキャンプには、書類審査で選抜された全国の学部生・高専生28名が集まりました。参加学生一人ひとりが3分で研究アイデアをピッチする「研究アイデアロケットトーク」、協賛企業や科学技術政策に携わる官僚の方々との交流、チームでアイデアを掛け合わせて実現へのロードマップを描く共同ワークなど、二泊三日にわたって世代や立場を越えた対話が続く、濃密な3日間となりました。
学生同士が夜遅くまで研究の話で盛り上がる姿は、まさにSINAPSが大切にしてきた「自主研究」の原風景そのもの。実行委員会の一員として当日の運営にあたりながら、私たちにとっても多くの刺激をいただいた3日間でした。
SINAPSセッション「研究は、まっすぐ進まなくていい」
2日目夜の協力団体企画では、「研究は、まっすぐ進まなくていい ― 博士8年の遠回りから」と題したセッションを担当しました。
博士号取得までに費やした8年間。決して順調とは言えなかった歩みの中で、それでも研究を手放さずにいられたのはなぜだったのか。自身の経験を率直に語りながら、「遠回りに見える時間が、あとから研究を支える土台になる」というメッセージを参加学生に届けました。セッション後半では近くの席同士で「自分にとっての遠回り」を語り合う時間も設け、会場のあちこちで対話が生まれていました。
セッション後も学生から質問や感想が寄せられ、研究の道のりに悩む学生にとって、何かひとつ持ち帰ってもらえる時間になったのではないかと思います。
これから
サマーキャンプで生まれ、磨かれたアイデアは、今後のアクセラレーション期間を経て、ファイナルプレゼンテーションへとつながっていきます。SINAPSは協力機関として引き続き本プロジェクトの運営に携わるとともに、これからも学生の自主研究への挑戦を支えていきます。
