理事長挨拶

あそぼう。自主研究を日常に。

あそぼう。
自主研究を
日常に。

遊ぶように問い、語り合い、発見する。
10年の歩みを経て、
自由に探求の物語を紡ぐ社会への招待状です。

一般社団法人 学生自主研究推進機構(SINAPS)は、「あそぼう。自主研究を日常に。」をミッションに掲げ、学生の探求心を育む活動を展開しております。

2026年、SINAPSは2016年の設立から10周年を迎えました。この節目を、これまでの歩みを支えてくださったすべての皆さまへの感謝とともに迎えられることを、心から嬉しく思います。

私たちの原点は、かつて開催されていた「文部科学省主催 サイエンス・インカレ」にあります。自主研究という共通言語を通じて仲間と出会い、世界が大きく広がっていくあの感動。そのかけがえのない経験を絶やすことなく、次の世代の学生たちにも届けたいという強い想いが、10年間変わらない私たちの原動力です。

私たちが掲げる「あそぼう。自主研究を日常に。」という言葉には、自主研究は決して敷居の高い特別なものではなく、日々の生活の中にある「あそび」の延長線上にあるのだというメッセージが込められています。誰もが気軽に興味の扉を開き、探求の輪を広げていける。そんな文化を社会に根付かせたいと願っております。

その願いの実現に向けた中核となるのが、日本初の学生のための自主研究コミュニティ「サイエンスインカレ コミュニティ」です。2016年の発足以来、学生同士がつながり学び合う場として歩みを重ね、2023年4月にはより開かれた形でオンラインベースへと進化。さらに2025年7月には「つながるあそび、ひろがる探求。」をスローガンに掲げリニューアルを行いました。研究の壁にぶつかった時の相談はもちろん、何気ない雑談から生まれる異分野との出会いや、新しい共同研究のきっかけが芽吹く土壌として、着実に成長を続けています。

10周年を迎える今年度は、このコミュニティをさらに発展させるとともに、自主研究の裾野を広げる新たな取り組みにも挑戦してまいります。顔を合わせるオフラインイベントや、志を同じくする大学・団体との連携も一層深め、探求の輪を社会全体へと広げていきます。

この10年で蒔いてきた種が、これからどんな花を咲かせるのか。次の10年に向けて、私たちは歩みを止めることなく、自主研究がすべての学生にとって、より身近で、心躍る「あそび」となる未来を目指してまいります。

皆さまと共に、この探求の輪をさらに広げ、未来を創っていけることを心から楽しみにしております。今後とも、より一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

2026年4月

一般社団法人学生自主研究推進機構
理事長