【開催報告:2020/02/29】WEB上での研究発表会:サイプレ

サイエンス・インカレの中止が決定され、「自主研究の結果を発表したかった!」という悔しい声がファイナリストから多数寄せられました。

私たちSINAPSも、学生の自主研究を推進するため、今回のサイエンス・インカレでもサイエンス・インカレ・アンバサダーをはじめとした様々な活動を実施する予定でした。
今回のサイエンス・インカレの中止は、大変残念であり、サイエンス・インカレOGOBとして、なにかできないか!となりました。

その想いから、中止当日に、「もう一つのサイエンス・インカレ」と称し、企画を開始しました。その企画の一つとして、今回WEB上での研究発表会を開催しました。
題して

「サイエンス・インカレで話するつもりだったことを、ほんの入り口だけネットプレゼンしてみる」(略称:サイプレ)

日時は、本来ならインカレ当日である2月29日。
第一部 13:00-15:00 (生物、工学)、第二部 20:00-22:00 (数物、情報、融合)として、
インターネット上で研究発表会を行いました!

事前にtwitter、Facebookやホームページを通じて広報をおこない、第一部は9組、第二部は6組のファイナリストに参加を頂きました。今回、企画運営をした私たちとしても、少ない広報期間でどれほどのファイナリストの方に発表をしていただけるか、不安でしたが、予想をはるかに超える多くの方々に参加をしてもらえました。参加者は、大分・大阪・奈良・静岡・東京・神奈川・茨城・宮城など、全国各地から。これもWeb上ならではのことかもしれません。

さて、いよいよサイプレが始まると、まずは記念講演。第3回サイエンス・インカレ文部科学大臣賞の返町洋祐さんが、ご自身の自主研究時代から現在への展開を振り返りながら、熱いメッセージを投げかけてくださいました。

記念講演が終わると、各ファイナリストからの研究発表です。発表6分、質疑4分 、、、とは言いつつも、発表や議論が白熱し、時間がいくらあっても足りないほどの熱気。
研究で使ったサンプルや成果物をカメラに移しながら中継、パワーポイントを画面共有して説明、など、さまざまに工夫を凝らした発表が集まり、大変盛り上がりました。質問やコメントは、マイクを通じてのみならず、チャットからもリアルタイムに集まり、非常に活発な質疑応答時間でした。

そうして2時間の予定時間はあっという間に過ぎ、インカレさながらの熱気のままサイプレは閉会となりました。

参加者からは、
「ネットを通じてでも発表の機会が得られてよかった」
「自分の手元で発表資料が見られるので分かりやすい」
「気になったことはチャットですぐ質問できた」
「それでもやはり実際に会って研究発表や交流をしたい」

などの声を頂き、運営したSINAPSとしても大変うれしく思っています。

実は、SINAPSでは、オフライン(実際に会って)の研究発表会も、着々と企画を進めております。サイエンス・インカレ本大会に勝るとも劣らない、本格的な会を目指しております。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!